雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

去り行く紫金山・アトラス彗星(ラストショットはヨンニッパと赤道儀で)

2024年10月22日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
20日の夜は満月過ぎの月はあるものの、晴れそうということでC11鏡筒の結露対策の検証のため赤道儀を設置。
その一方で、夕方には紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)を2階の屋根に三脚を立てて固定撮影。
彗星はサンニッパでかなりの枚数撮ったのですが、
固定撮影のため彗星の移動が大きく画像処理がやっかい。

ブログ用の彗星画像作成に手間取っているうちに
翌21日の夕方も運が良ければ彗星が撮れそうという事で
今度はいつもの裏口付近でヨンニッパで初めて赤道儀で撮影することに。
彗星の高度がずいぶん高くなっていたため、近所の屋根にかかる前にかなりの時間撮影できました。
ただ西側にある電線群が前半は写り込んだのですが、通過後に撮れた画像で処理した彗星画像です。

去り行く 紫金山・アトラス彗星 (C/2023 A3)
( 彗星核を基準にコンポジット )
撮影DATA : 2024/10/21 18:42’~ canon NFD 400㎜ F2.8(手製絞りF4) 
露出 15秒 ×48枚 ISO1600   LPS-D1フィルター EOS 6D(HKIR改造)
 EM-200 Temma2M  ステラショット3(撮影) ステライメージ9(画像処理)
ステラショットによる導入と EM-200赤道儀による日周運動の追尾は天国の環境です、それと大口径ヨンニッパレンズのパワーも。

(10.23追記)実は来月1日から上越清里 星のふるさと館で「星の文化祭」が開かれます。
今年は天候不順で出せるものが無くて困っていたのですが、
この彗星の画像を出そうかと、ダーク・フラットも急遽作成して再処理しました。
下の画像はその頭部を縮小なしで切り出したものです。↓
処理枚数も80枚に増やしましたが、透明度が悪く狙ったアンチテールはきれいに出ませんでした

雲はなかったのですが、今回も肉眼で彗星を確認することができませんでした。
それでもわずか20秒露光の「只今撮影中ショット」には写っていました。 ↓
2024年 10月21日 18時54分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)20秒×5枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

これでやっと私の彗星祭りを終えることができます。


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結局この彗星 四夜くらい撮影したのですが 肉眼で見れていないので、
わたしにとっては ”彗星” の記憶としては残らないでしょう。


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