区内の自然公園に銀蘭を探しに行きました。
金蘭は今年何度か見ていますが、銀蘭を見ていなかったからです。
シャガの群生するシラカシの森を過ぎて山を上ろうとしたら、
目の前になんと銀蘭がありました。
白いつぼみにカメラを向けたら、なかなかピントが合いませんでした。
そのときそばを中年のご夫婦が通りかかり、奥さんが
”スズランのようね”とご主人に話していましたが、銀蘭を見て
スズランのようねとは、そんな見方もあるのかとおかしかったです。
公園の山の中を歩いて金蘭はかなり多く見られましたが、
銀蘭はその5分の1くらいしか見られず、銀の方が希少価値が
あるとは意外でした。
銀蘭は金蘭より開花が遅れてつぼみの状態でした。
銀蘭は金蘭のように輝きがないのに、たえず金と比較され、
また数が少ないことで実力以上に評価されているのでは
と感じました。
山の縁を歩いていたら、ヤブデマリの白い花が枝にいっぱいに
咲いていました。
風が吹くと、枝がしなやかに揺れて緑が濃くなった山の中に
ひときわ白い輝きを放っていました。