
花の管理人は庭に生えた帰化植物を大切に扱います。
春先に庭の芝生や木の下に生えた小さな命を
大切にします。
ニワゼキショウ(庭石菖)は北アメリカ原産のアヤメ科の
帰化植物です。
庭に生えることからこの名があります。
花径1センチほどの小さなかわいい一日花です。
野原で見ることもありますが、庭では芝生の肥料を
吸収して元気に咲いています。

ヒメヒオウギ(姫緋扇)は南アフリカ原産ですが、
庭のいたるところに生えています。
花びらの下3枚に赤い斑があるのが特徴です。
芝生の隅の石のそばで咲くと小さいながらも存在感が
あります。

ヒルザキツキミソウ(昼咲き月見草)は北アメリカ原産の
帰化植物です。
昨年庭に大繁茂しましたが、駆除しなかったため
今年も芝生にたくさん生えました。
同じアカバナ科の月見草は夜咲く花ですが、
ヒルザキツキミソウは昼間に咲き数日間咲き続けます。
昼間も咲き続けるということなのですね。
これだけ帰化植物を優待する庭は珍しいのではないでしょうか。