コセンダングサにシロチョウが

自然観察に行ったとき、仲間の女性が筒状花を１個ちぎって、
これはダンドボロギクでしょうかと聞かれましたが、
コセンダングサでした。
その方はルーペで花の構造を調べることに興味があるようです。

いま散歩していると、セイタカアワダチソウとコセンダングサが
あちこちに咲いています。
コセンダングサはあまり知られていませんが、
身近な花で小さな黄色い筒状花をつけます。

この花の接写はやさしくないので、カメラに集中します。
家に帰ると衣類にたくさんのトゲがついて簡単には取れません。
そのトゲは花が咲き終わってからできる「そう果」とわかりました。
シロチョウが飛んできて花蜜を吸っていました。

コキアが美しく紅葉していました

２週間前そば祭りに行った帰りにコキアが畑に
色づいていましたが、まだ赤くなりかけた程度でした。
昨日行ったら真っ赤に紅葉していました。
この畑の端に約１０本ほど植えられていましたが、
近くに民家がないのでこのコキアに気がつく人は少ないでしょう。

夏の間は緑色の葉が美しく、秋になると真っ赤に紅葉するので
観賞用に植えられているようです。
以前は晩秋に葉を落として箒（ホウキ）に利用したので、
別名は箒草とか箒木と呼ばれます。
小さな実は秋田では「とんぶり」と呼ばれて食用するそうです。

先日散歩コースで紅葉する前にコキアが２本抜かれているのを見て、
もったいないと思いました。
どんな事情で抜いたのか知りたくなりました。

エンジェルトランペットが咲いていました

散歩コースの畑の中に黄色い大きな花が下向きに咲いていました。
この花は一度も写真を撮ったことがなく、名前も知りませんでした。
この畑には箒木の葉が今ごろ赤く色づくはずですが、
今年は地主が先日なぜか箒木を２本抜いてしまい、がっかりしました。
その箒木の隣に咲く黄色い大きな花が目にとまりました。

ネットで調べてみたら、この花の名前は木立朝鮮朝顔とわかりました。
園芸業者がエンジェルトランペットという響きのいい名前をつけました。
夏から秋まで咲き、夜になると芳香があるようです。
エンジェルトランペットという名前は
花がラッパ状に咲くので、トランペットなのでしょう。
長い間ノーマークの花でしたが、
こんど出会ったときは、どんな芳香があるのか楽しみです。

シロホトトギスとキバナホトトギスが咲きました

いま庭に園芸品種のシロホトトギスが咲いています。
ホトトギスは野鳥のホトトギスの胸に似た斑点がついている
ところからこの名がありますが、
このシロホトトギサス（別名シロバナホトトギス）には斑点がありません。



そのほかにキバナノホトトギスが咲いています。
黄色い花にわずかに斑点があり、山野草らしい趣があります。
２０年近く生き残っているのは、
庭に湿り気があるからのようです。



本家のホトトギスは茎が長く伸びてたくさんの花がつくのが特徴です。
この花から野鳥の胸にある斑点になぞらえてホトトギスの名が
ついたことに納得しました。
９月になって１０株ほどの株が開花を待たず次々と枯れましたが、
日の当たるところは猛暑の影響を受けたようです。

対照的に咲いているセイタカアワダチソウ

散歩コースの川沿いを歩いていたら、アスファルトで舗装
された道路にたまった土にセイタカアワダチソウが
群生して咲いていました。
草丈は私の胸ほどもなく、セイタカアワダチソウらしさを
失い、すっかり日本の秋の風景に同化していました。
路上のわずかな土の中で今年の猛暑を乗り越えた生命力に
日本固有の植物にない外来種の強さを感じました。



一方、先日そば祭りの帰りに河川沿いの未開発地で、
元気なセイタカアワダチソウに出会いました。
その中の草丈２メートルを超す花にはミツバチが
群がっていました。
ハチは元気な花の方が蜜が多いとわかっているようです。
カメラを向けると青空と白い雲が見えて、
これが本来のセイタカアワダチソウの姿だと思いました。