原田マハさんの「風神雷神」上下巻、面白かったです!
今朝の新聞の広告欄に、「〈風神雷神図屛風〉を軸に圧倒的スケールで描かれる歴史アート小説」と書かれていましたが、まさにその通りでした!
風神雷神図屛風の作者で生没年不詳の俵屋宗達と天正遣欧少年使節を結び付け、謎多き琳派の祖・俵屋宗達とバロックの巨匠・カラヴァッジョが奇跡的に出会うという壮大な物語。そして、今まさに出会ったように描かれた「風神雷神」の誕生秘話が原田マハさんの豊かな発想力で生み出されていました。
生き生きと描かれた天正遣欧少年使節のその後の運命を思うとつらくなりますが、もし宗達も使節とともに旅をしたならその後はどんな人生を送ったのだろうと小説の世界に入り込んでしまいました。
そして、原田マハさんが想像した宗達とカラヴァッジョが描いた油絵の風人雷神を観てみたくなりました。
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