◆ おばさんの自惚れは救いがたし

2004年11月10日 | diary
駅のコンコースを通っている時に、何故か何人もの視線を感じた。
今日は、この秋一番のお気に入りジーンズにヒールの高いパンプスを履く。
このスタイルはお世辞とは思うけれど、評判が良い。
行きつけの美容院のスタッフにも「脚が長くみえて、かっこいいわよ」とおだてられて。Kだって誉めてくれる。
 そのへんのおばさんなのにね…と思いながらも。
でも少しだけ自分に自惚れていたかもしれない。
いつだってエクササイズはしているし、おしゃれには敏感だもの。
 そして何気なく下方に目をやると、、、、、
ああん!!前のファスナーが半分開いている。
誰か気づいたらそっと教えてくれればよいのに。
わたしはそんな時には、耳元でそっと教えてあげる。
「クリーニングのタグが付いていますよ」
「あの、下着がスカートから……」
まぁ、人のせいにしても仕方が無いか。
そりゃそうだ。誰がただのおばさんのデザイナーズジーンズをみるかってんだ
ああ、おばさんの自惚れ救いがたし。
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◆ 生き抜くための“マイおはし”

2004年11月10日 | diary
父はまだ風邪気味で、朝から機嫌が悪い。
わたしは午後から出かけるのに……親不孝な娘は胸の中でそっと思う。
しかし気を取り直して、父を連れて医院へ出かける。
医師に話を聞いていただき、薬をもらうと安心したのか、父は少し元気になった。
最近は医者へ行く為の、両親のアッシーばかり。
父との、かつての確執を忘れて親孝行をする自分にも、複雑な感慨がある。
まっ、いいか。今更、過去の事を恨んだって過去を変えられるわけでなし。

昨夜は元テニスの仲間との飲み会だった。
テニスを辞めて三ヶ月、その後は飲み会ばかりやっている。
会うのは一ヶ月ぶりだけれど、メールでは伝えきれないおかしな話が沢山。
久しぶりに涙を出して大笑い。
極めつけは、Sさんが来る途中で見た光景。店の前に出ていたゴミ袋をホームレスさんがみつけ、袋の中から中身がまだ入った瓶詰めを探し出す。するとそのホームレスさん、お尻のポケットから「シャキーン」って出したのはなんと「マイおはし」
そしてラベルの賞味期限をちゃんと調べていたそうな。でも捨てられた食べ物なのに。
それより、その光景ををずっと観察をしていた友人の好奇心にもマイッタ。
太って脂ぎったおやじホームレスさんだったらしい。
生き抜くことは何物をも恐れないことなのだ。
お腹も精神も強くなる。




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