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こんな日は、思い切り良く窓を開けています。
これも連日の、爽やかな空気を深呼吸。
「こんな日には、
訳なく楽しくなれるじゃない?」
【「アンの青春」 第13章】
アン だって、こんな風に言っていますものね。
この所、寒い、寒い・・なんて言っているうちに、いつの間にか5月が、やって来ました。
今世の中は、新型肺炎とかで物騒ですが・・本来なら、5月は風薫る季節の到来ですものね。
『アンの世界』 も言うに及ばず、素敵な世界が広がっています。
“・・・散歩に出掛けた 老淑女 は、その美しさに魅了された。
それは、いかにもいきいきと、美しく、清らかな日であった。
古いロイド家の屋敷を取り巻く蝦夷松の林は、
忙しい春の活動で身を震わせ、
若々しい光と影を一面に浴びていた。・・・” 【「アンの友達」 2.】
ところで、↑ 文中の老淑女という言葉。
最近では・・いいえ、昔からあまり使いませんが、素敵な言葉ですよね。
どうせなら、老女よりも老淑女なんて呼ばれるような老人になりたいものです。
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奏でています。私は・・と言いますと・・。
先日の映画の後、暫く松山千春を
引きずっていましたが、やっと脱却。
今日のモーツァルトは、
「ピアノ協奏曲イ長調 K.414」 です。
この2楽章は心穏やかで、
何だか深い海の底にでもいる気分・・。
季節的には、まだちょっと早いけれど、木と木の
間にハンモックでも掛けて、昼寝をしたいような・・。
森のお姫様にでもなった気分でいるのですから笑ってしまいますね。
でも、これって私の憧れなんですよ。~なんて、話が随分飛んでしまいました。
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本格的な小説からは遠ざかっています。
そろそろ・・なんて、私が主人に口を滑らせたものですから、
目の前に、ドカンとこの本を積まれてしまいました。
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今年の11月には、【NHK】 で放送されるようですね。大作です。
それまでには何とか読もう・・なんて思っているのですが・・。
ふと気が付くと、「野村紅葉」 がレースのように繊細な影を落としています。
蔓日々草も、木の間から 「こんにちは!」 と顔を覗かせています。
今年は、外のお茶が思いの外、楽しくて・・。
心地良い風に乗って、甘い香りが、あっちからもこっちからも漂って来ますから。