昨日より気温が上がった朝。
ただ風が、そよそと吹き、気持ちの良い朝です。
それでも窓を全開すると、ちょっぴり寒さも感じたり・・。
従って庭の草花は、大きく右に左に揺れています。
ふと、そんな時、背丈を50センチくらいに伸ばした、
カンナに目が留まりました。
本来なら去年の11月頃には、葉っぱを茶色にして来年に
備えるのですが、年が明けても葉っぱを青々とさせていた、カンナ。
そのカンナが随分、後退しています。
たった1株、友達から貰ったカンナが増えに増え、通り道まで塞ぎそうな勢い。
“お願いだから道を空けてくれない・・?” と願ったものです。
実は、こんな風に願うのも、もう2度目。その時も願いを叶えてくれて・・。
今回も、やっぱり・・という思いと、植物にも心があると感じる瞬間です。
【ノースボール】
さて、「白い花」 と言えば、つい一昨日もご紹介した、
ターシャさんの言葉が思い浮かびます。
そして私が、いつも手元に置き、折に触れ読んでいる、
暮らしの手帖版、『すてきなあなたに』 。
(前回は 【こちら】 )
こんな素敵なエッセイが載っていました。
一部を記して置きますね。
爽やかな風が、あなたの心にも通り過ぎた気がしませんか・・?
【白い花】 ・・・・・純白のテーブルクロスの掛かったダイニングテーブルの真ん中に、 白いライラックの小枝が、ふわっ、ふわっとした優しい形に活けられて いました。 花を挿してある器も・・・略・・・足高のワイングラスで、 それが、大層似合っているのでした。 そして、白い花と、細やかな小枝の影が、明るい影を作って、 白い布に映っているのが、声に出したいほど綺麗で、 その辺り一面が、輝かしい雰囲気に包まれているのでした。 白い花って、こんなにも華やかで爽やかなものだったのかしら、と 驚きました。・・・・・略・・・・・ 考えてみれば、初夏から夏にかけて、 白い花の多い事にも、気が付きました。 命のある花を切り取っても、花の命をこんな風に創り変えられるので あれば、花を切り取るという、私達の心無い仕業も、あるいは、 許されるのかも知れない、などと・・・略・・・そんな事も考えてしまいました。 |