【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

風の声、花の姿

2009-05-27 15:50:25 | 心の宝石箱


     昨日より気温が上がった朝。
    ただ風が、そよそと吹き、気持ちの良い朝です。
    それでも窓を全開すると、ちょっぴり寒さも感じたり・・。

     従って庭の草花は、大きく右に左に揺れています。
    ふと、そんな時、背丈を50センチくらいに伸ばした、
    カンナに目が留まりました。

     本来なら去年の11月頃には、葉っぱを茶色にして来年に
    備えるのですが、年が明けても葉っぱを青々とさせていた、カンナ。

     そのカンナが随分、後退しています。
    たった1株、友達から貰ったカンナが増えに増え、通り道まで塞ぎそうな勢い。
    “お願いだから道を空けてくれない・・?” と願ったものです。

     実は、こんな風に願うのも、もう2度目。その時も願いを叶えてくれて・・。
    今回も、やっぱり・・という思いと、植物にも心があると感じる瞬間です。


【ノースボール】


     さて、「白い花」 と言えば、つい一昨日もご紹介した、
    ターシャさんの言葉が思い浮かびます。

     そして私が、いつも手元に置き、折に触れ読んでいる、
    暮らしの手帖版、『すてきなあなたに』
    (前回は 【こちら】

     こんな素敵なエッセイが載っていました。
    一部を記して置きますね。
    爽やかな風が、あなたの心にも通り過ぎた気がしませんか・・?
     


   【白い花】
・・・・・純白のテーブルクロスの掛かったダイニングテーブルの真ん中に、
白いライラックの小枝が、ふわっ、ふわっとした優しい形に活けられて
いました。

 花を挿してある器も・・・略・・・足高のワイングラスで、
それが、大層似合っているのでした。

 そして、白い花と、細やかな小枝の影が、明るい影を作って、
白い布に映っているのが、声に出したいほど綺麗で、
その辺り一面が、輝かしい雰囲気に包まれているのでした。 

 白い花って、こんなにも華やかで爽やかなものだったのかしら、と
驚きました。・・・・・略・・・・・

 考えてみれば、初夏から夏にかけて、
白い花の多い事にも、気が付きました。

 命のある花を切り取っても、花の命をこんな風に創り変えられるので
あれば、花を切り取るという、私達の心無い仕業も、あるいは、
許されるのかも知れない、などと・・・略・・・そんな事も考えてしまいました。