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今日も昨日同様、汗ばむほどの陽気。
巷では、新型肺炎を初めとして、
物騒なニュースが、
世間を騒がせています。
それでも、日常生活は今まで通り、
淡々と過ぎて行っています。
いつもと同じように、
薔薇が咲いたと言っては喜び、
名前を知らない野の花の名前が
分かれば、嬉しくなり・・。
普段通りの生活の出来る事が、
どんなに幸せな事なのか・・。
そんな事を思う日々でも、あります。
庭では薔薇が次から次へと開花し、
嬉しい悲鳴を上げています。
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所謂、薬効のある草がハーブですから、
野の花は、ほとんどハーブだという事
ですね。ここで思い出す事と言えば・・。
やはりと言いますか、
『アンの世界』 に、他なりません。
いつか、【うみさとくじらさん】 も、
触れていらっしゃいましたが、ミニー・
メイが、喉頭炎(クルウプ)にかかって
死にそうになった事が、ありました。
その時、アンが 「吐根」 を煎じて
飲ませ、命を助けた事があります。
“ミニー・メイは、なかなか
それを飲もうとしなかったが、
・・・ 吐根 は長い不安な夜の間、何べんかミニー・メイの喉を下った。
夜通し、二人の少女は苦しがるミニー・メイをたゆみなく看護し、
女中のメアリー・ジョーは、精一杯の事をしたいと願う余り、
火をごうごうと燃やし、喉頭炎専門の小児科病院全部でさえも
使い切れない熱湯を沸かし続けた。・・・”
【「赤毛のアン」 第18章】
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祖母が濃く煮出した番茶を何度も何度も
飲ませてくれました。
それで、翌日には嘘のように治った事を思い出します。
↑ のシーンを彷彿させます。
現代では薬の進歩は、目覚ましいものがありますね。
そのお陰で、命の助かった人はそれこそ、数えきれない事と思います。
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とは言え、薬を否定している訳では決してありません。
私を含め、葛湯や、生姜湯でも飲んで早く休めば治る風邪も、
安易に薬に頼ってしまう現実。
考えねばならないと思った次第です。
最近、野の花の薬効に注目している私ですが、
あの可憐な薄紫色の蔓日々草が、紛れもなく、毒草だという事を知りました。
勿論、優れた薬効はあるのです。扱いが専門家のみだとの事。
ここまで記して愕然となりました。
実は、我庭ではドクダミと蔓日々草が混在して生えています。
我家ではドクダミ茶を頂きますので、もし葉っぱが紛れ込んでしまったなら・・。
それより、もっと重大な事。
私は、蔓日々草の花びらも、ポプリにしています。
その花びらが乾くと、何とマロウにそっくりなのです。
つい昨日の事・・。
マロウティーを頂いたものですから、紫色のその花びらを、“風で飛んだのだわ・・”
~なんて思い、瓶の中に入れてしまいました。慌てて取り出したものです。
ここまで随分、長くなってしまいました。
まだまだ書き足りない事もあります。明日に続きます。