【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ハーブの不思議な魅惑

2009-05-12 18:58:18 | ハーブと香り雑学


   連日、五月晴れが続きます。
  今日も昨日同様、汗ばむほどの陽気。

   巷では、新型肺炎を初めとして、
  物騒なニュースが、
  世間を騒がせています。

   それでも、日常生活は今まで通り、
  淡々と過ぎて行っています。

   いつもと同じように、
  薔薇が咲いたと言っては喜び、
  名前を知らない野の花の名前が
  分かれば、嬉しくなり・・。

   普段通りの生活の出来る事が、
  どんなに幸せな事なのか・・。
  そんな事を思う日々でも、あります。

   庭では薔薇が次から次へと開花し、
  嬉しい悲鳴を上げています。

   ところで、私は野の花が大好きです。
  所謂、薬効のある草がハーブですから、
  野の花は、ほとんどハーブだという事
  ですね。ここで思い出す事と言えば・・。
  
   やはりと言いますか、
  『アンの世界』 に、他なりません。

   いつか、【うみさとくじらさん】 も、
  触れていらっしゃいましたが、ミニー・
  メイが、喉頭炎(クルウプ)にかかって
  死にそうになった事が、ありました。

   その時、アンが 「吐根」イピカック を煎じて
  飲ませ、命を助けた事があります。

   “ミニー・メイは、なかなか
  それを飲もうとしなかったが、
  ・・・ 吐根 は長い不安な夜の間、何べんかミニー・メイの喉を下った。
   夜通し、二人の少女は苦しがるミニー・メイをたゆみなく看護し、
  女中のメアリー・ジョーは、精一杯の事をしたいと願う余り、
  火をごうごうと燃やし、喉頭炎専門の小児科病院全部でさえも
  使い切れない熱湯を沸かし続けた。・・・”

                                         【「赤毛のアン」 第18章】

     そう言えば、私自身も子供の頃、食中毒になった時、
    祖母が濃く煮出した番茶を何度も何度も
    飲ませてくれました。

     それで、翌日には嘘のように治った事を思い出します。
    ↑ のシーンを彷彿させます。

     現代では薬の進歩は、目覚ましいものがありますね。
    そのお陰で、命の助かった人はそれこそ、数えきれない事と思います。

     同時に、病気そのものよりも薬の副作用で亡くなる人が後を絶たないとか。
    とは言え、薬を否定している訳では決してありません。

     私を含め、葛湯や、生姜湯でも飲んで早く休めば治る風邪も、
             安易に薬に頼ってしまう現実。
             考えねばならないと思った次第です。

   最近、野の花の薬効に注目している私ですが、
  あの可憐な薄紫色の蔓日々草が、紛れもなく、毒草だという事を知りました。
  勿論、優れた薬効はあるのです。扱いが専門家のみだとの事。

   ここまで記して愕然となりました。
  実は、我庭ではドクダミと蔓日々草が混在して生えています。
  我家ではドクダミ茶を頂きますので、もし葉っぱが紛れ込んでしまったなら・・。

   それより、もっと重大な事。
  私は、蔓日々草の花びらも、ポプリにしています。
  その花びらが乾くと、何とマロウにそっくりなのです。

   つい昨日の事・・。
  マロウティーを頂いたものですから、紫色のその花びらを、“風で飛んだのだわ・・”
   ~なんて思い、瓶の中に入れてしまいました。慌てて取り出したものです。

  ここまで随分、長くなってしまいました。
  まだまだ書き足りない事もあります。明日に続きます。