「立犬のフグリ(タチイヌノフグリ)」
雨こそ降っていませんが、
いつ降り出してもおかしくない空で明けました。
午前中は、ずっとそんな空でしたが、
午後になって、やっと青空も・・。
肌寒さも相変わらず。
従って今日も、アロマの香りの中にいます。
快い香りと蝋燭の揺らめき、両方楽しめますものね。
これが、もう少し暖かくなりますと、もう火など見たくもなくなって来ますから、
今が楽しめる最後かも知れません。
“・・・<緑の河> の上流にある蝦夷松の原に
さんざし を摘みに行った。
私達は さんざし で籠を一杯にし、
周りを取り巻く小さな樅の木の親しみ深い呟きを聞きながら
原を彷徨い、素晴らしいひと時を過ごした。
誰かが苺について言った事を私は さんざし について言いたい。
「神はもっと美しい花を作る事が出来たのに、作らなかった。」”
【「エミリーはのぼる」 第11章】
さて、先日も記しましたように、
私の憧れの木(花)は、リラ、ミモザ、
そして ↑ の 「さんざし」 です。
『アンの世界』 では、
このさんざしが、それこそ、
頻繁に登場して来ます。
それは、アンならず、
エミリーも例外ではありません。
勿論、私などは想像を逞しくし、
気になってならない花なのですが、
未だかつてお目にかかった事など
ありません。
でも、『日本の中のアンの世界』、
北海道にお住まいの
【きたあかりさん】 は、
いつだってご覧になる事が、出来るのですから、羨ましい限りです。
それにしましても・・。
どんなに目を凝らしても、我庭のリラの木は、
葉っぱばかりで花芽らしき影も形もありません。
でも、その代わりに薔薇がにっこり。今度は間に合いました。
今日の薔薇も雨に濡れていましたが、微笑んでくれました。
早速、切り取らせて頂きました。
アッ! 声掛けを・・うっかりしてしまいました。どうしましょう!?
そして、こちらは一昨日の薔薇。
こちらも、あれからすぐ
切り取らせて頂きました。
そうそう、前述の 「さんざし」。
やはりバラ科の花なのだそうですね。
美しくて香りも良い・・。
アン や エミリー が、あれだけ
好きなのも分かる気がします。
極めつけは花言葉。
「ただ一つの恋」。
何とロマンティックなのでしょう。