

真珠色と言っても、色々ありますね。
今日の朝の空は、雨が近い事を思わせます。
案の定、音もなく静かに降り始めた雨ですが、
一体何時頃だったでしょう・・?
しかしながら、降ったり、やんだりを繰り返しています。
こんな日は、やはり肌寒さを覚えます。
今年の気候は、真夏日もあるにはありましたが、
概して低めの気がします。
こんな事も風邪の流行る一つの原因なのでしょうか・・。
新型肺炎でなくても、風邪をひいている人を多く見掛けます。

『赤毛のアン』 に、またもや流行性感冒の記述を見つけました。
季節は春と言いますから、今の状況とほぼ同じですね。
こんな風に視点を変えれば、ここでも新しい発見があるのです。
それこそ、名作と言われる所以(ゆえん)なのでしょうね。
“突然、悪性の流行性感冒 がグレンと漁村に発生したので、
次の2週間というものギルバートは非常に忙しく、約束の・・・・・”
【「アンの夢の家」 第30章】


出掛けたくはなかったのですが、どうしても用事があり、
この所の気分転換と運動も兼ねて、自転車ではなく、徒歩にしました。
徒歩ですと、自転車以上にあっちにキョロキョロ、こっちにキョロキョロ・・。
出掛けたくないなんて言いながら、いい加減なものですね。
自転車とは目線が違いますから、その分違う世界が広がります。
小さかった若葉も一時に比べて随分、大きくなりました。
葉っぱの色も、黄緑から次第に濃くなって・・生命の躍動感を感じる瞬間です。
そして雨上がりの道は、仄かに香ります。
そよぐ風も、緑の匂い、花の匂いを運んでくれるようです。
それもその筈、道端にはミントの花や・・山肌にはジャスミンでしょうか・・。
白い花が咲いています。

今度、採りに参りましょう。思わぬ収穫です。
そんなこんなで思わぬ道草です。
そして冒頭の写真。本当は淡い薄紫色なのですが、
白っぽく見えますね。春の紫苑ですから、「ハルジオン」。
春の紫苑も、それはそれは・・素敵です。