【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

香草の風に抱かれて

2009-05-11 16:39:46 | ハーブと香り雑学


   快晴が続きます。五月晴れ。そう言えば・・。
  昨夜、休む前、カーテンの隙間から一筋の銀色の光・・。思わず、開けてみましたら・・。

   丁度目の前に、真丸いお月様が優しい顔を覗かせていました。
  角度的にも申し分ありません。又々、左にお月様を眺めながら休んだものです。

     “・・・ジェーンは・・・窓の所へ行った。
    辺りは一変していた。
    空には雲一つなく、彼方の星が二つ、三つ、
    眠りに沈む町を見下ろしていた。
    あまり遠くない所で銀色の花に覆われている
    樹があった。
          満月から光が全てのものに降り注がれていた。・・・
          月は美しく澄んでいた。
          ジェーンは懐かしい親友に巡り会った心地がした。・・・”

                                        【「丘の家のジェーン」 12.】

   ところで、見るともなしに庭の草花に
  目を遣りますと・・。

   ノースボールやハローエンジェルが、
  折からの風に微かに揺れているのが
  見えます。

   そして相変わらず蔓日々草は、
  心持ち首を傾げ、あどけない表情を
  して、こちらを向いています。

   それにしましても、面白いですね。
  笑っている花、微笑んでいる花、
  お喋りしている花・・。

   色々ありますが、蔓日々草だけは、
  ただこちらをじっとつぶらな瞳で、みつめているように思えて仕方ないのです。

     一つには、去年までは好きなように地に這わせていましたが、
    【ベニシアさん】 の仰る通り、他の木に蔓を絡ませましたら、
    いつも目が合ってしまうのです。上に伸びますから。

     今日は、お隣の方に ミス・ラベンダー の如く、ラベンダーの花束を、
    【先日】エムおばさん よろしく、ゼラニウムの花束を差し上げました。
    こんな風に、お花を差し上げるって、気分いいですね。

   ところで、パラパラと雑誌をめくっていましたら・・。素敵な籠が目に留まりました。
  何と、レモングラスで作った籠と言うではありませんか。

   ハーブで作った籠と言いますと、言わずと知れた ジム船長
  そう、甘草で作ったと言う良い香りのする籠の事・・。

   「・・・盲目で年寄りのマーガレット・ボイド伯母でさえ、
  良い匂いのする砂丘の草で 小さな籠 を編んでやりました。
  学校の先生の奥さんはそれをハンケチ入れにして、
  何年も使ってましたっけよ。・・・」
              【「アンの夢の家」 第7章】

    その籠とは・・。あら、簡単。
  網目の荒い籐の籠を用意し、その中に編み込むという訳です。
  花や蕾を付けたものでも良いそうです。

   発想の転換ですね。これなら、難なく出来そうです。
  ハーブは、ローズマリー、ラベンダー、ワームウッド等など・・。
  勿論、乾燥してからも良い香り・・だそうです。