くっきり、はっきり、
快晴の空で明けました。
そのせいもあって、
この冬1番の寒さ。
しかしながら、ぴんと
張り詰めた空気の冷たさが、
まだ始まったばかりの
新しい年に相応(ふさわ)しく、
心まできゅっと引き締まる
気がしたものです。
いつもの見慣れた光景すら、改まり、
より厳かに見えるから不思議です。
起床時の居間の気温も、ほんの僅かですが、
10度を切ったのも初めてです。
案の定、如露の水も凍っています。初氷ですね。
そして今日は風花も、チラチラと舞って。
「風花」 という美しい言葉は、空が晴れているのに舞う雪の事。
今日のように殊の外、寒い日に咲く花。何と風流なのでしょう。
さて、お正月も今日で4日。
年末からお正月にかけ、お天気にも恵まれ、
幸先の良い新年となりました。
ところで、こちらは平安時代から伝わる言祝ぎの歌。
“天地を袋に縫ってその中に幸いを入れる”
それにしても大きく出ましたこと!
でも、お正月ですもの、このくらい許されますね。
この1年、幸せを袋一杯に詰められたら・・と思います。
小さな幸せで十分。
その上、このような美しい言葉は、口にするだけで幸せ気分。
せいぜい美しい言葉を探し出して使う事に致しましょう。
これくらいなら、訳なく出来そうですから。
今年もたいして変わり映えのしない、こんなブログですが、
どうか皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。