



美しい冬の黄昏は白い世界を紫に染め、 一同が橇を駆る小道では 枝差し交わす野生の桜の木が、 霜で宝石のように煌いていた。 足下では雪が軋み、パリパリ音を立てた。 葉の落ちた水木を風がヒューヒュー 号泣しながら吹き渡っており、 木々の上では空が銀の円天井のようで、 西の斜面には1つ2つ星が光っていた。 そちこち地上の星のように暖かく輝いて いるのは、果樹園や樺の木立に 気持ち良く包み込まれた家々であった。 【「アンをめぐる人々」 13.】 |

今日も快晴の空で明けました。
寒波襲来との事で、ちょっぴり構えていましたが、
起床時の気温は、それ程でもありません。
日中も5度までしか上がらないとの事でしたが、
今日も太陽のお陰で随分、助かっています。
確かに外は寒いのですが、室内にいる限り、
日射しの恩恵をふんだんに受けていますから。
太陽が日光を出し惜しみしないって、いいですね。



『アンの世界』 のように
白い世界でもありませんし、
風があると言ってもヒューヒュー
号泣する事もありません。
でも庭は・・。
特に黄昏近くなりますと
冬枯れの庭が俄かに
紫色に染まります。
寂色、錆色、葡萄酒色。
深い味わいを持った
葉っぱが薄暮の中から、
ポ~ッと浮かびあがり・・。
この季節ならではの
葉っぱの独特の色ですが、
精一杯の華やぎのような
気がして。
『アンの世界』 には
遠く及ばないけれど、
こちらの世界だって満更ではないと妙に感心してみたり。
それに、近付く瞬間もありますものね。
そうそう冒頭の写真。
薔薇色の背景は、ゼラニウムの葉っぱの紅葉です。
以前には紅葉(もみじ)の木で薔薇色の背景になりましたが、
ゼラニウムでも・・なんて。
それにしても今回も葉っぱとは言え又々、薔薇。
花だけでなく葉っぱの移ろいの美も楽しめ、
背景さえも恵まれていますね。
さすが薔薇! といった処でしょうか。