「あら、それから 夢 を見るためでもあるわ、 マリラ。それにほら、 部屋に綺麗な物があった方が余計、 いい夢が見られるじゃないの・・・」 【「赤毛のアン」 第16章】 |
雲、1つない快晴の朝を迎えました。
こんな日は、放射冷却で朝の寒さは相当なものだったのでしょうね。
運良く? 寝坊した私には分かりません。
既に日は高く、暖かくなっていましたから。
日光を出し惜しみしない今日のような日は、
なぜか心までパ~ッと明るくなりますね。
いつもの事ながら、太陽の恩恵をしみじみと感じる瞬間です。
さて、リンド夫人 のキルトも好き、
凛として落ち着いた和の雰囲気も好き・・
と、すこぶる欲張りな私です。
でも、やはり スーザン のレースに勝るものはない・・。
手編みの物も、そうでないものも。
~なんて。ここで又々、再確認、納得と。いつもこんな調子です。
視線を巡らせるまでもなく、目の前の小窓には手編みのレースが。
この窓辺からレースは、四季の移り変わりやロマンティックな
少女の夢をいつもそっと見つめていてくれて。
細い1本の糸には、そんな少女の限りない夢が一杯に詰まっている・・。
レースって、永遠にそんなイメージですものね。
小窓のカーテンは、太陽の光を透かして吸収して。
そして手元のレースは、蝋燭の微妙な光線の具合で、
敏感に変化し、繊細な陰翳を作ります。例え、今日のように端切れのレースでも。