【リラ版 「アンの鏡」】
「もう、決して、髪が伸びるまでは、 2度と自分の姿をみないわ」 と アン は激しく叫んだ。 それから突然、鏡を元に戻した。 「いいえ、見るわ。 そうして、悪い事をした罪ほろぼしをするわ。 この部屋へ来る度に鏡を見て、 どんなに自分が醜いかを見るつもりよ。 そして想像で紛らわしたりもしないわ・・・」 【「赤毛のアン」 第27章】 |
天気予報通り、
こちらは雨で明けました。
しかしながら暖かい朝。
一雨ごとに暖かくなる・・
まだまだ先の事ですが、
ふともうその頃の季節?
という錯覚さえ覚えます。
気が付けば、その雨も
いつの間にか上がっていました。
(写真は青空が戻った空)
さて、“鏡よ、鏡・・・”
~なんて、白雪姫の継母の
ような事を言うつもりは
ありません。
でも鏡って、
少女の夢が一杯詰まっている
ような気がして昔から
大好きです。
と言いますか・・
鏡は子供の頃から唯一の
友達だったような気がします。
さすがに今は、
そんな事は言えませんけれど。
もしかすると・・
仲は少々、いいえ随分、
悪くなっているかも知れません。
とは言え、「想像の余地」 は、
たっぷりありますもの。
それに大層、神秘的でもありますね。
事実、古来から鏡は、呪術的な対象とされたりしたものです。
アンの鏡は、小さな胸からすぐに溢れてしまう嘆きも喜びも、
じっと見つめ、その度に成長して行く姿を写し出してくれます。
若返り出来る魔法の鏡であったら、もっといいのですけれど。