あんまりやらないんだけど・・・と前置きしておいて。
HS1のオイルポンプを持込でオーバーホールすることになった。
できれば日帰りで持ち帰って車両に取り付けたいとのこと。
ちょっち遠方の方だったのと、この悪天候の中を来店してくれたので・・・
外観的には非常に綺麗!
特にクリーニングをしていないとのお話だったが、本当に状態(外観的)の良いオイルポンプだった。
まぁ 最小クリアランスは、0.15ミリだったので調整は必要なレベル。
でもネジが緩まない・・・
本当に親の敵みたいに締め付けられている感じがする。
特に錆びているわけでもないけどなぁ
開腹暦があるのか?
開腹しようとしてあきらめたのか?
前側プレート側面にスクレーパー等を当てたような傷が付いている。
あきらめたっぽいなぁ
内部に水飴のようなネバネバした液体が潜んでいた。
これだから外観で判断できないんだよね。
クリアランス調整のシムは、入れる順番が違っているようで、妙に変形している。
入れる順番なんて決まりはないと思うんだけど、標準で入っている厚めのシムを最初に入れるべきだと思う。
そうしないと、ナットを締めこんだ際に、薄いシムがこんな感じに変形するだろう。
この順番で組まれているのは稀なので、分解歴はあるんだろう。
さて
内部の駆動シャフトも妙に綺麗で、「栓」も覗き込む限りしっかりしているみたい?
あいや!
内部クリーニングのため、綿棒を差し込んだら、いとも簡単に「栓」は抜けてきた。
だめちゃん!
これで日帰り不可に決定!
これって、最初から説明させていただいたこと。
「栓」が抜ける状態では、接着剤で固定しなおす必要があるので、固まるまで動かせないから。
他の部品の状態は良いので、「栓」が固定されたら組み上げられる。
また、オイルポンプの話か!
って言われそうだけど、本当に重要な部品だから、外観が綺麗だから安心しないように。
別にモトプランニングに作業を依頼していただかなくても、慎重に進めれば誰でもできる作業だと思う。
部品単体でも供給しているので、是非ともオーバーホールして欲しい。
いや、まずは最小ストロークを確認してください!
これは最低条件です!