goroの徒然なるままに・・・

日々の記録と言うか自分の日記や備忘録として書き連ねるつもり。

作業週間前半の「GT80M白1 」

2021年05月27日 | オートバイ

あまりお待たせするわけにもいかないのでこのタイミングでお預かり

正直なところもっと軽く考えていた

2日程度で完成させてさっさと納車? なんて甘かった




とにかくパワー感に乏しいエンジン

モノショックも80ccってもっとパワフルだよなぁ

試乗してもまったく楽しくない・・・




やはりオイルポンプの確認から始める

最少ストロークが0.15mmしかなかったのでオーバーホールと調整を行う




次にボロボロのなって吸われてしまったらしいエアクリーナエレメントを交換

それでもほとんど変化なし

まぁ そんな簡単な感じではなかったんだけどね




サイレンサーにはそれなりにカーボンが蓄積されていたけど大きな問題になるレベルではなさそう




それでは・・・

キャブレターを確認すると油面が素敵な状態になってた

フロートを一番上に上げてもガソリンが止まらない?

物凄いオーバーフロウ状態

これでは吸わないだろう

フロートの爪も変な位置だったんだが問題は・・・




フロートバルブだった

バルブ上部のピンが引っ込んだままで戻らない・・・

オーナーさんが入手したときには社外品のキャブレターメンテナンスキットが組み込んであるとの話だった

でもこれではダメなので一緒にお預かりした純正部品に戻して油面の調整

少しは良くなったけど・・・




もう一つの原因はコンタクトブレーカーの接点ギャップが狭すぎること

当然点火時期もめちゃくちゃだった

コンタクトブレーカーは新しいものに交換されていたのでギャップ調整

これで豹変した!(正確には正常に近くなった?)

それでもモノショックのパワー感ではないなぁ


これからがキャブレター地獄・・・




キャブレターのセッティングで少しづつだが良くなっていったが納得できない

最終的にはシリンダーを外してピストンの確認

ピストンもシリンダー内壁もとても奇麗!

しいて言えばピストンリングの張力が寂しい感じになってることくらい?


シリンダーを外した理由にはもう一つあった

オーナーさんが車両を入手した際はエレメントも丸々残っていたらしい

でも少し走らせてから再確認すると半分くらいなくなっていたらしい

エレメントが燃焼室に入っても燃えちゃうとは思うけど不安はあったから

一時圧縮室内の汚れは少なかったけど純正エレメントのカスが結構出てきた




これからキャブレターのセッティングを続けて何とか納得できるレベルまでになった

もう少し改善できる気もするけどまずはこの状態で乗っていただくことにした


オーナーさんに試乗していただくとあまりの変わりように驚いてもらえた

まぁ 元が元だったので偉そうなこと言えないけど

やっぱりうれしい!







YG0015 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする