最大で2泊3日の予定なのでちゃっちゃと・・・
と言ってもステムがガタガタで試乗するには不安なので、まずはステムナット周りの確認
ナットが手で緩むレベルではないんだけどダストカバーは手で回せる感じ
オーナーさんはこの状態で100キロ以上走らせてるそうなのでレースへの影響も心配
まずは締め付けて確認したがゴロゴロ感はなさそうだ
作業スケジュールもあるのでひとまず試乗へ
とても走りにくい・・・
4千回転以下では発進が困難な状態
でも回転を上げればパワーが出てくる
昔のレーサーみたいな感じ
お約束でまずはオイルポンプの確認をすると不思議なくらいワイヤーを引っ張っている
スロットル全閉状態でもマークを大きく超えている
なんで?
オーナさんがAS2赤2を購入したのは某競売サイト
説明文にはオイルポンプもオーバーホールしたと記載されていた
でも・・・最少ストロークはゼロ
ガスケット付近に青い物体が見える
この青い物体はケースカバーの合わせ面にも付着しているので液体ガスケットだろう
って言うか・・・
チェックバルブのスプリングもボールも入っていなかった
なんで入れないんだろうか?
外したオイルポンプを確認するとシャフト後端にシーリング剤?が塗られている
「栓」がダメだったんだろうか?
予想通り液体ガスケットが塗られていた
液体ガスケットの粘着力?でとにかく分解に苦労した
内部にも液体ガスケットのカスがポロポロと
やはりシーリング剤が塗られてた
「栓」は簡単に抜けてくれた・・・
シャフトの状態はさほど悪くなかったので軽く研磨して「栓」を取り付けて樹脂で固定
その間にキャブレターのオーバーホール
キャブレターは某社のキットでオーバーホールしたと記載されていたが・・・
ジェットの番手も違うし油面もバラバラ
それも問題だが左右のバランスもメチャクチャだった
左側スロットルバルブが妙に早く上がり始める
その後を右側スロットルバルブが追いかける状態
2ミリくらいズレてる
アイドリング時のカッタウェイも合ってないし・・・
キャブレターを仕上げてオイルポンプが完成したら走らせられるか?
って思ってたんだけど、オイルラインを外した際にデロデロの混ざったオイルが出てきた
不安になってオイルタンクのオイルを抜いて底を確認するとデロデロ・・・
あいや!
とりあえず内部を混合ガソリンで洗浄
完全には落としきれないよなぁ
吐出口のフィルターも朽ちてなくなってるので何か対策しないと
明日までに仕上げられるか?
YA0024