朝一番で、コンタクトブレーカー周りの点検を行い、微妙にずれていた点火時期を調整した。
と言っても、この子は左側クランクケースカバーを外すと、オイルがデロデロと・・・
コメントもいただいたが、これって正常みたい。
つまり、点火時期を調整するときは、エンジンオイルが流れ出てくるのか?
昨晩、新しいエンジンオイル入れちゃったしなぁ
んで、ちょっち乱暴だとは思ったけど、センタースタンドにゲタをかまして車体を傾けることにした。
もちろん、反対側のステップはパンタグラフジャッキで支えたけどね。
点火時期は、大きくずれてはいなかったけど、少しばかり早かったので、規定値に調整した。
さて!
クラッチ周りの作業に入る前に、明るい時間帯に走らせてみるか。
う~ん
良くできたエンジンだなぁ
125ccとは思えないくらい粘り強いエンジンだ。
僕的には、まだAS1の方が良いけど、あと20年もしたら考えてもいいかなぁ
と言うことで、クラッチ周りの作業に入る!
「爆弾」って表現したけど、症状的には握り代が異常に少ない感じ?
クラッチとしての断続動作はできているけど、あまりにもおかしな操作感覚だった。
ヤマハのツイン系だったら、「あの辺かなぁ」とか「あそこだろう!」って想像できるんだが・・・
まぁ、分解してみないとダメだね・・・ダネダネ?
んでもって、クラッチ周りを分解してみたが、フリクションプレートは磨耗限界に達していなかった。
スプリングの自由長も規定内に収まっている。
えええ!
特におかしなところは発見できなかった。
まぁ、ガスケットも綺麗に剥がれてくれたので、オイルフィルターをクリーニングして、左側に移動しよう。
左側クランクケースカバーを外して、摘出したのがこれ!
構造的には、ミニトレ系やツイン系を同じなんだが、妙に大きい?
しかも普通だったらクルクル回せば抜けてくるんだけど、これが大変な作業になってしまった。
写真では、すでに分解できているけど、とにかく45度も回らない状態だった。
かなり固着していたオイルシールを力業で外して、やっと内部を抜き取ることができた。
ところが、原因がわからない。
各部品を綺麗に洗浄して仮組みしてみると、やはり45度くらいしか回転しない。
さんざん悩んだ挙句、達した結論は・・・
螺旋の一部にある段差に引っかかるのではないだろうか?
もともとあったとは思えないけど、かなり偏磨耗しているように見えるので、とにかく滑らかにしてみよう。
なんて言っても、これが大変な作業だったりする。
最初はヤスリでシコシコ削りだしたが、まったく先が見えない。
すぐにリューターに作業に切り替えたんだが、角度的にもビットがうまく当たらない。
これってシリンダーのポート加工より難しいぞ!
とりあえず、満足できるくらいに研磨できたので・・・
雄ネジ側?も綺麗にすることにした。
だって、妙にギザギザしてるんだもん!
これでグリスを塗って組み上げたら、スムーズに動作するようになってくれた!
なんとか解決できたけど、4時間くらいかかってしまった。
さて、次はフロントフォークなんだが、問題はオイルシールが入手できないと言うこと。
サイズがわかれば流用部品はあると思うけど、見たことすらないので・・・
まずは、分解してみるしかないかなぁ
HA0001