3千回転を超えた付近で失火するというXT225
オーナーさんはCDIユニット等の電装系部品を交換したらしい
部品が入手できなかったピックアップコイルだけは未交換
車両をお預かりして症状を確認したけど・・・
なんとなく吸気系に問題があるみたいな感じがする
まずは本当に失火しているのかをタイミングライトで確認
う~ん
火花は飛んでいる感じだなぁ
ピックアップコイルからの信号を確認する限りパルスは出続けている
まぁ
コイル周りが油浸なので開けるのも面倒だったし・・・
ここでスロットル操作をちょっち工夫してみると回転は上げることができた
点火系の問題ぢゃぁない?
キャブレターを分解してみるとダイヤフラムが固くなってる感じ
カットオフバルブ?のダイヤフラム周囲には細かいヒビがあった
エアを吸うレベルではないかもしれないけど交換した方が安心だろう
と言うことで部品を発注して他の問題の原因究明
右ウインカーとテールランプが動作しないらしい
まずはウインカーの動作不良の確認から
ヘッドライトカバー?を外すと配線がすぐに見えるのは便利なんだけどね
雨水の影響は受けやすいだろうなぁ
いつも見ている車種とは違ってギボシ端子はほとんどない
作業は楽かもしれないけど1本だけ修正するのが大変な気がする
すでに左側ウインカーの配線がカプラーではなくギボシに変更されてた
右側ウインカーの系統を追っていくとメインハーネスの内部が怪しい
またか・・・
前回苦労させられたTX650も同じオーナーさんだったりする・・・
伝染するんだろうか?
あいや!
見事に切れてる
長さに微妙に余裕があったので半田付けで無事に作業完了
さて
テールランプ
ヘッドライトは動作するので分岐している箇所が怪しい?
せっかくメインハーネスを開腹してるので・・・
エンジンが始動できない状態なので回路的に追っていくしかない
結果としてテールランプ直近のカプラーの接触不良っぽい
メインハーネスは問題なさそうなので一安心
テールランプの系統を確認していると・・・
レギュレートレクチファイアの配線に怪しいところを発見
プラスラインの内部導体が完全に露出している
灯火類の問題は解決できたっぽいのでキャブレターの部品待ち
YD0010