女性で初めて護衛艦の艦長になったという海自の女性幹部自衛官の記事を読みました。
防大が女子の入学を許可したのが平成4年、
その時の1期生…
読んでいるうちに、
とても意志が強くて立派だと思う反面、
彼女が、自分の夢を叶えるために家庭を犠牲にせざるを得なかった…という印象を、
記事は与えてしまっています。
↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160604-00000062-san-pol.view-000
女性が男性の職場と言われている分野で活躍しようとするなら、
家庭を犠牲にする覚悟が必要なのだ…と。
昔、私自身が自衛官だった頃
乳飲児のいる産休明けの教育隊教官から
「お前らは、国のために死ねるか⁈」
と問われ、
教場がシーンと静まり、
誰も答えられなかった時、
教官がポツリと
「私は、死ねる」
と言い切ったのは、本心だったのか…と。
女性自衛官の場合、
偉くなればなるほど、家庭を犠牲にする確率が高いのは、当たり前。
海自初の女性艦長の乗る護衛艦「やまぎり」の
指揮統率方針は
“一源三流”
国家のために血を流し
家族のために汗を流し
友のために涙を流す
だけれど…
彼女の場合は、
家族のために汗も流したけれど
家族のために涙も流した…
それは、きっと自衛官だけじゃなく
企業や官公庁の管理職など
きっと多くの先頭に立って活躍している女性が経験して来たことでしょう。
登ろうとすればするほど、流した涙の量は多いのかもしれない…。
女性艦長の流した涙の量は如何程でしょう。
海上勤務のため、子どもと一緒に過ごした時間がわずか2年だった…
という記事からも、その事は窺えます。
どうか、お身体に留意され職務を全うされますよう、
今後ますますのご活躍をお祈りします。