声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

静かな週末

2017-10-20 20:48:23 | Diary
県外出張で高崎発9時すぎの新幹線に乗るため、
前橋発7時49分の電車に乗るつもりで、自宅を6時40分に出た。

通勤通学時間帯で、いつもなら30分で到着するはずが、途中、事故渋滞もあって前橋駅まで50分近くかかった。

もし間に合わない場合は一本遅い8時6分に乗るつもりで、

南口の立体駐車場に車を止め、ゆっくり歩いて駅構内へ向かった。

その途中、

あれっ?と思った。


(どうして、こんなに静かなんだろう)


構内に入ってみると8時前だというのに、
人もまばらで、制服姿の高校生が数人…

乗降客の少ない時間帯だったのか駅構内も閑散としていた。

平日の朝の風景にしては、あまりにも静かなのに違和感があった。


雨のせいだろうか…。


7:49高崎行きの電車に間に合った。

席はほぼ埋まっていて乗客もそこそこ乗っているのに雑談する乗客もなく、

目の前の高校生らしい男子が身体を斜めにして居眠りしているせいで二席分を占領しているのが気にはなったが、

15分程度の乗車時間だし、わざわざ座ることもないだろう…、

それにしても、この子はどこの学校の生徒だろう…と眠り呆けている無邪気な顔を見つめ続けた。

男声の低いトーンで車内放送が流れた。

聞かせようという意思が全く感じられず事務的にこなしているだけに聞こえたが、

まるで、眠っている子を起こさないような配慮がなされているような、活気のない電車内に相応わしいアナウンスだ。


澱んで湿った空気は雨のせいばかりではないように思えた。

車窓は、乗客の人熱で外の景色を曇りガラスのように遮り、

車輌は外と隔離された無言の異次元の世界だった。

息苦しさで、呼吸困難になりそうだ…。


高崎駅のコンコースにあるコンビニでお茶とチョコレートを買って新幹線に乗ると、

途端に息苦しさから解放された。


このところの選挙戦の模様は、メディアの中だけで盛り上がっているようだ。

まさに異次元の世界で行われている選挙戦のように思えて仕方ない。

私の周辺は静かなものだ。

街頭でも、候補者を一度も見た事がない。

こんなに盛り上がらない選挙が、嘗てあっただろうか?

きっと選挙の前も後も、私の住む街の周りでは何も変わらないだろう。















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