地元新聞社と大手保険会社主催のセミナー、
ゲストはエッセイストの安藤和津さん。
20年近く前、別のイベントで
ゲストとして来県された際にもMCを務めさせていただいたことがあったが、
聴衆を飽きさせない話術と、思った事をズバッと仰っても、どこか品があって
白いスーツのよく似合う素敵な方だと思ったのが第一印象だった。
今回も、
開演前に上手袖でスタンバイされていた水色のワンピーススーツ姿の安藤さんを見つけ、
下手側からお辞儀すると、同じように深々とお辞儀を返してくださった。
そして講演の冒頭や途中にも時々、下手袖にいるMCの私に、さりげなく話しかけてくださったり等の細やかな気遣いは、
20年前と少しも変わらなかった。
私が、安藤和津さんの著書を読んだのは
もう10年以上も前、
実母が認知症を発症し、同居していた妹夫婦に大変な思いをさせていた頃だ。
講演を聴きながら、
ご自身の言葉で語られる生々しい実体験に仕事を忘れ、共感している私がいた。
ご主人の奥田瑛二さんとのエピソードや2人のお嬢さんとの思い出も、
講演会なればこそ…の話だった。
長女の桃子さんは、映画監督として活躍中で次女のさくらさんは女優として活躍中だが、
今日は、桃子さんが携わる映画館が高知でオープンするとのことで
これから、先に行っている御家族と合流するのだとか…。
タクシーに乗って嬉々として、帰って行かれた安藤和津さんの笑顔に、
私は、
(ずっと苦しい事ばかりではないんだ…)
と、そんな思いを強くした。
ちなみに奥田英二さんの趣味は料理だとか…。
そこだけは、我が家と同じだ。💦
しみずゆみ🎤