音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

穏やかな午後

2010-05-15 22:38:49 | 子ども
ランタナは別名、七変化。いろいろな色あります。こんな薄い紫もきれい。

今日は、年間9日の土曜日開室。
8時半から6時までですが、私は交替で1時から。
時候の良い今日は、10時から4時のふれあいで近所の山田池公園まで、地域ボランティアの人たちが子ども達を連れて行ってくれます。
そちらに参加する子どもが多くて、児童会は4人だけ。
おとなは三人。こんな贅沢な児童会は始めて。
ピーピー豆で笛を作って吹いたり、つかまえたてんとう虫をパックに入れてゆっくり観察したり、ブランコだって押してあげることができるし、ゆっくりお話もできます。
来てからずっと、クレヨンしんちゃんの真似をしてしゃべっていたAくんは、いつの間にか普通に話しています。

いつもおとなにまとわりついていたBさんは、一人で静かに花を摘んで遊んでいます。

お弁当を食べるのも、とても静か。
1年生のAくんのお弁当は、花の形に切ったハムや、たこのウインナーなど、お母さんの手がたっぷりかかったすばらしい中味が詰まっていました。
「わぁ!すごいなぁ。おかあさんがんばっているねぇ。」とAくんに言うと、
「僕は厭なんだ。お花のハムとか気持ち悪い。」
「へぇ。そうなの。」
「普通のがいい。」
「そうなの。普通のってどんなの?Aくんはどんな形だったらいいの?」
「うーん。ポケモンがいい。」
「そう、、ポケモンがいいの。じゃ、今度お母さんに言ってみたら?」
「うん。」

私も、幼稚園の頃、虫好きの息子に一生懸命カブトムシ型のおにぎりとか、カマキリのお弁当とか作っていたのを思い出しました。
喜んでいたのに、小学校に入ると「いや。」といわれてさびしく思いながら、成長したんだと思いなおし、一気におとな弁当にかえてしまいました。

でも今思えば、Aくんのように、ポケモンとか遊戯王のお弁当にして欲しかったのかもしれない。良く聞けばよかったなぁ。こんなことをしていると、自分の子育てについては、後悔することばかりです。

でも、この子たちには、まだやり直しの機会があるのは、ありがたいことです。
ちょっとはましな保育が、出来るように尽くしたいです。