
月曜日の夜はフルートアンサンブル「エスカル」の練習でした。


「煙が目にしみる」から練習でした。

「ちょっと思いついたんだ。」と榎田先生。
今までコンサートフルートやアルトやバスも全員で演奏していたところを何箇所かバスフルートだけですることにしました。
バスが4本に増えたらやれることが増えました。
これがとってもいい感じ。
そのままバスフルートで行くことになりました。
「俺前に言ったかな?」
「この煙が目にしみる。なんで煙が目にしみるんでしょうか?」
「涙を煙で隠してるからです。」
おおっ!大人の切なさ!
ドボルザークのセレナーデ
「最後の6度や7度の和音、わかりますか?」
これはね。ロマン派においてはあこがれを現す和音なんです。だから、何気なく吹いてはいけません。ビブラートをかけて」
「美しい曲なんですよ。この曲は。」
最後が「フィンガルの洞窟」
「対位法って知ってますか?」
「和声法が縦。対位法は横。」
「バッハとかクラッシック音楽の醍醐味です。」
「初めのところ上から1stが降りてきてバスが上に上がって行く。これの極致のような曲なんですよ。この曲は。」
と言うところですが、私たちの練習不足でなかなか上手くいきません。
例のごとく「また練習しておいて下さいよ。」と言うことで練習は終わりました。

愛と憧れの6度の曲。
ベートーベンの歌曲「君を愛す」のメロディの最初は、この6度の跳躍で始まります。
優しい愛 "君を愛す"(Zärtliche Liebe "Ich liebe dich", WoO 123)」
リストの有名な「愛の夢 第3番」という曲もメロディの始まりは6度になっています。
『愛の夢』(あいのゆめ、:独: Liebesträume)は、フランツ・リストが作曲した3曲から成るピアノ曲。サール番号541。「3つの夜想曲」(みっつのやそうきょく)という副題を持ちます。第3番は特に有名です。
ショパンの一番有名な「ノクターン第2番 作品9-2」もメロディは6度で開始されています。
意識的に使った例としてワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」。
一番最初に演奏される前奏曲はチェロパートだけで「ラ↑ファー」という6度の音程で全曲が開始されます。
許されない男女の愛がテーマとなっている曲に、この「6度の音程」が使われています。
ショパンのノクターンは好きな曲です。CDはウラディーミル アシュケナージです。
いしだあゆみさんがお亡くなりになりました。ブルーライト ヨコハマは名曲ですね。
アシュケナージもいいですね。
いしだあゆみさんも好きでした。