コブシは、九州、本州、済洲島が産地だそうです。木蓮に似ていると思っていたら、コブシの漢字「辛夷」は、中国では木蓮のことだそうです。
土曜日の明け方。夢を見ました。
水が流れる浅い川の中、川底はセメントで、藻が絡んでヌルヌルしてたりする。
そんな川の上を、高校時代の同級生3人と、歩いています。
久しぶりに会ったみたいで、昔のように話しながら、でも大変な道を、上がったり下ったり。歩いている川の上、頭の上が線路で、電車が走っていたり。
一人は少しからだが悪いのか、どうしても遅れがちになります。
その人を引っ張ったり、励ましながら、ようやく高台のがけの上のようなところに到着しました。
急勾配の、上に登って下を見下ろすと、田んぼ何枚も広がり、大楠木の森、赤い実のついた木、小さな池には、蓮が咲いていて・・・。日本の里山の原風景ともいうべき、懐かしい景色が広がっていたのです。
胸がいたくなるような、懐かしさと感動で、友達に「すごいね。良い景色だね。また来年も、一緒に来ようね。」というと、友達の一人が「私は、もう来れない。」そういうのです。
体が悪くて一年持たない。もうこれが、最後の出会いだと。
私はその人の膝に顔を埋めて、「嫌だ、嫌だ。」と子どものように泣いて、泣いて・・・。
泣きながら目が覚めました。
なぜそんな夢をみたのか?
先週同窓会があったからなのか、傷んだ日本の風土を、テレビで毎日のように見ているせいなのか。
毎日同じように生活していると、このような毎日が永遠に続くように錯覚してまって、いつでも、誰とでもそう願えば会えるような気がしています。
でも、そんな保障はどこにも無い。
会っておきたい人とは、会っておかなくては。
日本の風土を愛しているなら、もっとそれが表れるような生活を行っておくのだった。
今からでも、間に合うと信じたい。