スイセンにもいろいろあるのですが、なぜか、資料が見つけられません。他の人も、少ないと書いていました。これはラッパスイセン、比較的良く目にしますね。
子どもがけんかして、相手に暴力を奮うとき、必ずそこに傷つきがあります。
「ブタって言った。」
「砂かけてきた。」
「ごめんって言ったのに、赦してくれへんかった。」
すごい形相で、相手を蹴ったりするので、加害者にしかみえませんが、どんな暴力のうらにも傷があります。
2年生になると、もっと複雑。
尊敬している4年生が、女子に言い負かされそうになっている。後ろに回って、その女子を思い切り、蹴っ飛ばす。
力ある4年生に、仲間はずれにされたり、力でねじ伏せられた傷が、彼をこういう行為に駆り立てます。
仲間からのプレッシャーも、もう大人と変りません。
理屈のない分、大人より激しく、歯止めも利きません。
本当の仲間感を育てなければ、大人の目が届かない所で、ひどいことが起こります。傷を暴力を正当化する口実にさせてはいけません。しかし、傷はすぐに、手当てしなければいけません。
裁判官や、批評家になったりせずに、ただ聴くこと。気持ちを言葉にする手伝いをすること。しかし、聴きっぱなしでいいのは、1年生だけ。
2年生以上になると、思いを受け止めた後、そのことが引き起こす結果について、一緒に考え、自分と仲間の関係が、どうすればうまく行くのかに、焦点を当てて話し合えるように、ファシリテートしていくことが大事です。
ひとりひとりの子どもの気持ちを見ることと同時に、集団としての子どもの心を育てることが、こどもが安心していれる環境を作り上げるために必要なのです。