音楽の喜び フルートとともに

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あわてんぼうのサンタクロース

2011-11-22 20:34:36 | 現代

「この、可愛い花は何の花?」と実家に咲く花の名前を母に聞くと、「ヒヤシンス。」
「え?!」
「去年植えた。」
「球根掘り出しといた?」
「去年充分楽しんだから、もうええねん。」
確かに良く見るとヒヤシンスです。
私も何年も掘り出したことの無い水仙の鉢をもっています。時々思い出したように咲きます。いやだなぁ、やっぱり親子。

クリスマス近くになると、幼稚園や、保育園、子育てサロンなど、日本中の子どもたちが、歌っている曲に「あわてんぼうのサンタクロース」があります。

この曲は、吉岡治作詞、小林亜星作曲。
小林亜星というと、1930年生まれ。服部正に師事。童謡、映画音楽、CMソング、アニメソング、演歌など多彩、多作な人で、タレントとしても有名です。

代表作もたくさんあって、どれをといわれても困ります。
北の宿から ひみつのアッコちゃん、魔法使いサリー、どろろんエンマくん、ガッチャマン、ガンダム・・・・などなどなど。

YOUTUBE を検索したら、園児たちの合唱、ロック風、ブラスバンド、ボサノバ、アコースティック、ピアノ、バイオリン、ファゴットなどなど、たくさんのバージョンがあってとっても楽しい。

音大を出ていないからと、一度は服部正に入門を断られたそうです。
厳しい学童疎開を経験し、親の勧める医学部を蹴って勘当されての入門願い。断られたときに、残していった自作のテープを聞いた服部正に呼び戻されたそうです。

枠にとらわれない活躍はそのときから始まっていたんですね。

音楽家は名前ではなく、曲が残れば良い。と言っていたのは誰でしたか?
この曲は、そういう名曲の一つだと思います。