音楽の喜び フルートとともに

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走る

2013-06-05 23:12:37 | 音楽

今年のアリッサムの最高値。


5月6日のことでした。ノースポールも勝手に生えています。

今は、暑すぎてこんな感じではありませんが、まだ、がんばっています。

いい音で吹きたいという意識が大きすぎて、アンブシャーのことや、呼吸の仕方、立ち方、持ち方、腕の角度、肩をあげたり下げたり、足の位置、1ミリの何分の1単位で変えてみたり、いろいろなことを、一音づつ変えてみたり。

それはそれなりに効果はあがるのですが、繊細ではあるけれど、音量がイマイチ上がらなかったり、音のキレが悪くなったり・・・ちまちまとした臆病な演奏になって抜け出せなくなってしまうときがあります。

そんな時は、よく言われていることですが、私も「走ります。」

私の場合、狭いリビングのものをできるだけ片付けて、グルグル回ったり。一番長い一辺を、ダッシュして、止まって、またダッシュ。

3分から5分もすれば、息が切れてきます。

それで、吹くと、細かいことは考えられなくなります。つまり、アンブシャーも持ち方も適当。
ブレスも息が切れて長くはありません。

それで吹こうとすると、注意できるのは呼吸のことだけ。
しかも、シャッフルされて小さな筋肉は力が勝手に抜けています。
つまりコントロールできるのは横隔膜だけ。しかも、そんなにコントロールもできません。

コントロールしてガチガチだった演奏が、自分でもびっくりするくらいフリーになります。
脳と、本能に任せるというか。自分の身体を信じるというか。

何か今までとは違う力の使い方が発動します。
これは面白いです。ぜひ試してみてください。