音楽の喜び フルートとともに

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広島市にて

2018-01-10 21:23:04 | 哲学
広島に行ってブログにあげていないところがあります。

水都大阪の景色にも似た元安川には、観光船が走っています。

この先に

平和資料館は、本館を改修中で東館のみ見てきました。

入り口には小学生の記念写真。
戦争中の屈託無く笑う一クラスのこどもたちと、担任の先生。
金髪の女性が写真を撮っていました。

展示室に入ると、足下に広島市内の映像。
覗いて見ると、山にぐるりを囲まれた広島市。
小さな家が立ち並び、車が走っています。
そこに、リトルボーイの鋼鉄の塊が現れ、回転しながらゆっくり落ちると、キノコ雲。
街の中心部から山裾まで、さっきまであった家々はすべて瓦礫に。
その年の暮れまでに14万人の方が亡くなったと、クレジットが出ます。

身震いしました。

たくさんの人が来ていました。
年明けの4日だというのに。
肌の白い人、ブルカを被った人、英語、中国語、韓国語、アラビア語の説明画面を見つめる人。
国籍も様々なようでした。
並んで、展示を見ていると、絶望の中に希望があるという言葉が浮かんできました。

私の子どもの頃、ベトナム戦争が終わり、平和の祭典万国博覧会が大阪でありました。
教室に貼られた年表の最後には、ベトナム戦争終結の写真。ベトナムの女性と子どもの笑顔が写っていました。

私は2000年になったら、世界はもっともっと進歩して、人々は賢くなって、紛争は話し合いで解決し、戦争はすべて過去のものになっているだろうと思っていました。

この時の私の感じたことを笑いますか?