長2度下げてね！

火曜日の夜、ファゴット吹きの友だちから電話。
最近はメールやLineでよほどの理由がないと電話はないです。

何事だろう？と思ってでたら、「知り合いがコンクールに出るのだけど、楽譜を転調しないといけなくて、あなたしか思いつかなかった。」
以前、合奏するのに通奏低音の楽譜をスコアメーカーで作ってあげたことがあったのです。

「声楽だから、簡単な曲2曲。ピアニストに渡さないといけなくて。」
人生の先輩の頼みを断るのは難しい。

「わかりました。pdfで送って下さい。」
封書で送ろうとされたのですが、時間がかかるし、pdfなら、プリントアウトしなくてもソフトに取り込めて、パソコンの中だけでやり取りできます。
「無料のアプリがあるのでそれで作成してください。写真を撮って変換できます。」

しかし、送られてきたのは、tiff。
仕方ないので、プリントアウトしてみました。


確かに簡単な小曲ですが、この書き込み、2枚目以降は、大きくギリギリまで印刷してあるので、ト音記号が半分切れています。

嫌な予感しかしません。
スキャナーを使ってスコメに取り込んでみたら、まず、段落を正確に読み込めません。

大譜表と、単独符の違いを認識しないのです。
まず、そこを修正することから始め、完了。
？パートが一つ多い。
上の黒い線をドラム符と認識しているのです。消そうとしましたが、どうしても消えません。
仕方ないのでそのままに。

さて、認識実行。
ううっ😭…やっぱりな認識。
小節線がめちゃくちゃ。
#4つの調性も別のものに、なぜか4/6拍子などという謎の拍子になっている。
和音はすべて単音か飛んで空白に。
装飾音符と付点はなかったことに
8分音符でさえ、1小節に6個あったら4個くらいしか認識していません。

スコメの名誉のために言いますが、ちゃんと枠の中に入った印刷符なら、ほんとにちょこちょこっと直すだけで大丈夫なのです。

えらいことになりました。
まず正しい楽譜を作らないと転調どころではありません。
その夜3時までかかっても、帰れソレントが終わりません。
もうギブ！
「いつまでにできればいいですか？」と、メッセして、寝ました。

翌朝、金曜夕方までで。ということがわかり少し安心。といっても取り掛かれるのは夕食の後、その日も3時までかかってソレント完成。

とりあえず先に送りました。スコメのホームページから受信ソフトを入れれば取れるはずなのですが…お昼、やはりできないと連絡がありました。

どうやって送ろう？
pdfも使えない相手。
やっぱりプリントアウトしなくちゃダメか😢
印刷し、スキャナーで取り込んでメッセージに添付。



取り出せたと感謝のメール。
よかった。
誰か知らないけど、コンクール頑張ってね。うまくいくことを祈っています。

さて、今晩は、オ ソレ ミオだ！