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ガスパー ホヨス マスタークラス

2018-03-27 22:27:18 | レクチャー、マスタークラス

昨夜は、ガスパー ホヨス 氏 フランスナンシー歌劇場交響楽団 首席フルート奏者のマスタークラスを聴講に行ってきました。

一曲目はニールセンの「フルート協奏曲」
これはやってなかったので、楽譜が間に合いませんでした。IMSLPでスコアを手に入れました。

まず開始前にチューニングです。
ピアノと同時に音だすとわからなくなるのでまず自分が吹いてからピアノを鳴らしてもらいましょう。低音のAから合わせて中音、高音のAを合わせましょう。

ニールセンはテンポにこだわりのある作曲家です。書いてあるテンポで演奏しましょう。

ニールセンは木管五重奏の5つの楽器すべてにコンチェルトを書いています。
それぞれのキャラクターが立つように作曲しています。
フルートは親切、優しさ、ユーモアそして少し性格が悪い。

出たしは、バスが気持ちよく演奏していると悪いキャラになって邪魔をします。

次の第2テーマはpで軽くなる感じです走らないで。
テンポを守って。

🅱️ここからはまたキャラクターが変わって疑問を投げかけるように、なぜアジタートなのか?


ppの高音のGは、高音のGの指で低音のGを出し中音、高音と吹く練習をしましょう。
E♭のは指でも、これはアンブシュアをリラックスさせます。


この早いフレーズは、4つずつブロックして練習します。1音ずつずれて4つずつというような練習をしましょう。


テンポはAllegro Moderato
叫び、怒り、鳴らす。
奥の方まで息をとって、口の中のスペースを広げて出しましょう。
後に続く一連の動きを、しっかりと流さないで吹きましょう。


レガートで、1音1音dimしない。
このHの練習。
オクターブ下で息を天井に向けて吹いてみる。雑音を消して、押さないで、息が自由に飛んでいきます。

Sostenutoのテンポが大切。この32連符は3つずつではありません。

明日はイベールのフルート協奏曲を書きます。