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旧宅は アイビーに 占拠されそうです。
暑いので 週一で行っては水をやっていますが、 元気で 繁っています。
メルカリで楽譜を買うのにはまっています。
今日到着したのは これ。
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ルイジ ユーグのヴェルディの オペラ「 仮面舞踏会」 による グランドコンチェルト ファンタジーop5です。
ユーグは1836年から1913年 イタリアで活躍した人で、フルートの名手で フルートの教本などを残しています。
ヴェルディの「 仮面舞踏会」は 1792年スウェーデンのグスタフ国王が仮面舞踏会の最中に暗殺されるという実際に起こった出来事を オペラにしたものです。
作曲された1858年 ナポリは フランス、ナポレオンの弟の支配下にあり、 政治的な内容のこの曲は 厳しい検閲 あいました。
主人公を 変更したり 支配者が殺される筋立てを変えろと要求され 劇場とも対立しナポリでの上演は諦めました。
するとその噂をききつけたローマの劇場が契約に現れ、検閲もローマで受けほとんど内容変えることなく 上演することができました。
ヴェルディの作品は政治的歴史的 背景を抜きには語れません。
イタリアの オーストリア帝国 フランスの支配なくしてはベルディの作品は生まれず、 国民の熱狂も なかったでしょう。