実家の枝下れ梅。
七分咲きです。
ドビュッシーのフルートとビオラとハープのためのソナタ。
七分咲きです。
ドビュッシーのフルートとビオラとハープのためのソナタ。
ビオラを弾く友だちとハープの先生とFB上で世間話しをしていたら、「伴奏しましょうか?」となって
実現しそうです。
ウィルス騒ぎでいつになるのかまだ読めませんが…。
ドビュッシーはベーム式フルートの魅力を見いだし世界に広げた人の一人です。
その代表作は
「シランクス」「牧神の午後への前奏曲」そして「フルートとビオラとハープのためのソナタ」
曲数は多くありませんが、今までにない編成、ハーモニー、音階を使い半音階を自由に出すことが可能になったフルートの魅力を深く理解し用いています。
1915年の作曲。
ドビュッシーは6曲の室内楽を書こうと決めていて、その二曲目です。
三曲目を書いた後亡くなりました。
この曲を書いた時「私は地にうちのめされたより低い気分」
「音楽がパンの代わりだった。あの前進する欲望ももう終わりだろうか。」
という絶望の中にいました。
ベル・エポックという爛熟した華やかな文化の時代を謳歌していた時代は1914年第一次世界大戦の勃発により断ち切られます。
「緊張と混乱した日々が、私にのしかかる。それらの日々にあって私は、この恐ろしい大動乱によって転がされているみじめな一原子でしか、もはやないのです。私の出来ることは、どうにも情けないほどちっぽけに見えます。」
自分一人の力ではどうしようもない時代の流れの中で無力感にとらわれていたようです。
そしてもうひとつは、2005年位から身体の不調に悩まされ、ついにその年直腸がんであることを診断されます。
当時は芳しい治療法もなく、薬もなく、かなりの痛みを抱えていたと思われます。
絶望の中で書かれたこの曲は、それにしては美しく、異世界のような魅力をもちながら、生き生きとした生命力に溢れています。
練習開始です。