裏庭の芍薬の芽が出てきました。
植えて3年目、鉢替え したほうがいいかな と思いながら 今年も同じ鉢で頑張ってくれそうです。
今月7日8日にびわこホールでワーグナーの楽劇「神々の黄昏」が上演されました。
ウィルス禍ために無観客、その時だけのライブ Youtube無料配信で行われました。
この楽劇は 特別な意味があります。
ワーグナーが35歳から61歳 まで 26年をかけて完結させた 「ニーベルングの指環」の完結編。
正式には舞台祝祭劇 と言います 。
序夜「 ラインの黄金」200分
第一日「 ワルキューレ」230分
第二日「 ジークフリート」240分
第三日「 神々の黄昏」270分
通常4日間かけて上演されます。
そのため簡単に上演できません。
びわこホールがプロデュースして、2017年3月4日ラインの黄金を上演して、毎年1つづつ上演してきて、今回最終回。
完売だったそうです。
前作 見た人は見逃せないですよね。
ジークフリートにはクリスティアン フランツ
ブリュンヒルデ にはステファニー ミューター
ダブルキャストで 8日は エリン ケイブス
池田香織でした。
3年の他にも、今回、上演に先立って 白石光隆さんの ピアノ&トークコンサート 、プレトーク、マチネ、 オペラ講座を2回、ゼミナールを3回、ワークショップ タイサイト 盛り上げに盛り上げた 後の無観客 上演です。
目も当てられないというのはこのことです。
あまりのことに Facebook で 勝手に応援 したりしました。
そして7日 YouTube ライブ配信 聞きました。
三幕と言っても それぞれが ひとつのオペラ くらいの分量があり午後1時 開演。
休憩30分をはさみながら の上演で午後 7時まで。
家で聞くと 電話がかかってきたり 用事ができたり。
それでも7日は全部聞きました。
広いホールにお客様が一人もいないと言う 異常な 空間で 歌い手コーラス オーケストラ みんながすごい集中力で ワーグナーの世界を 作り上げました。
危機の中にあって 逆に結束が集中力が増したのではないでしょうか?
ジークフリートの葬送からブリュンヒルデの 自己犠牲まで息もつかせぬ 舞台でした。
歴史に残る名演だったと思います。
そして1万を超える人が YouTube を見ていたそうです。
逆境の中で創造を続ける人たち。
こういう時こそ生きる意味や 人生の目的 そういうものが大切なのではないでしょうか?
そんなことを 思い起こさせてくれた 素晴らしい舞台でした。