音楽の喜び フルートとともに

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はちクロ

2008-10-07 00:20:04 | Weblog

この多肉植物を見ていると、「石の花」って、こんなじゃないのかとおもいます。神秘的。

さっき、BSで映画で「はちみつとクローバー」を見ました。漫画は途中まで読みましたが、これは別の作品のようです。で、よかったです。

映画は音楽と、CGで色彩豊かな世界を表現しています。トスカの「歌に生き、恋に生き」が効果的に使われていました。

学生時代を思い出しました。悩ましいことはたくさんあったけれど、友達がいて、先生がいて、まだ、自分の人生への責任は限定されていて、可能性と自由があり何にでもなれる気がしました。

「自分は来年どうしているだろう?一生絵を描いていくだろう男が目の前にいて・・」と凡庸に見える主人公が彼我の才能を比べて、自分が将来どう生きていくか不安を口にします。

私も、学生の時、才能の差と言うのはとても大きく、大きく思えました。試験に落ちて、何もかもあきらめてしまいたくなる気持ちにもなりました。その時は、自分には才能がないと思えてフルートを持つのもいやになりました。また、実際友達にコンクールに失敗して、何もかも投げ出して故郷に帰った人もいました。どう考えても彼には、人並み以上の才能と技術があったのに。
また一人は、何度も何度もコンクールに挑み続けた友達もいます。海外に行き、いくつかタイトルを取り、今では、演奏活動と後進の指導に当たっています。
バレエをがんばっていのに怪我をして、あきらめざるを得ず、ピアノにかけた友人もいました。

何十年もたって、振り返ってみれば、それぞれの場で、みんなしぶとく生きています。学生時代、たった人生のうちの4年位の間で何もかも決まってしまうわけではないということが、今となってはしみじみ実感できます。20歳で才能が開花している人は、それまでに10年以上の学びと練習をしているのだから、そうでない人と差があるのは当然。人がしていることで、できないことはない。まったく同じにはできないけれど、全く同じにする必要もないです。

自分の場所を創ること事。芸術であれ、仕事であれ、友人であれ、家族であれ。人生に意味を見つけだすこと。華々しくはないかもしれませんが、幸せにはなれます。そして、幸せになれば、人生そんなに荷物はいらない、だから、私も小さな場所を創り、一生懸命みがきたいです。


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