音楽の喜び フルートとともに

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3月3日の思い出

2023-03-03 20:55:00 | ロマン派
母が飾っているお雛様。
子どもの頃、友だちの家で五段飾りのお雛様を見てきて
「うちには五段飾りないの?」と母に言ったら
「あんなん!私好きじゃないわ。ほら見てご覧、このお雛様いいお顔してるでしょ。」
『えー!こんなん比べ物になれへんわ』と、思いながら、『お母さんは、これが好きなのやなぁ。』と、思ったらそれ以上は言えませんでした。

友だちの家は狭い団地に三人娘、お雛様を飾ると部屋いっぱい!
お道具で遊んだり、三人官女を数えたり、灯りのぼんぼりが不思議でした。

成長に連れて、五段飾りは要らなくなったし、立ち雛様のいいお顔も好きになったけれど、あのやり取りをいつまでも覚えているなんて、当時はよほど羨ましかったようてす。

今考えるとお金もないし、その家よりも狭い家で段飾りなんて大笑いでした。

その時、どうしても欲しいものってありますね。過ぎてしまえばなんであんなに欲しかったのか?ってもの

これは私が折って母にあげた折り紙のお雛様

これは母のお友だちのお母さま100歳の方が作られたお雛様

日野町のひな祭りで地元の作家さんの描いたお雛様、母が自分で買いました。

これはお土産に頂いたお雛様

床の間に母が飾った色紙のお雛様


これは母が自分で買った色紙のお雛様、これが一番好きだそうです。
皆さんはどのようなお雛様が好きですか?
私は日野町のお雛様。

うちは男の子ばかりなので…。
今年は忙しくて忘れてた😭潤い?無くしてます。

元来は奇数が重なる縁起の悪い日を上巳(じょうし)と呼び身体を川で清めた中国の故事が由来といわれています。
その後、川に入らず、厄を引受ける人形(ひとがた)を川に流して厄払いしたそうです。

平安貴族の遊びになり、江戸時代初期に節句が3月3日に決められました。

そのころ皇族がひなまつりを祝ったのが起源とされています。

とにもかくにも3月。

ピョートル イリイチ チャイコフスキー(1840〜1893年)ロシア帝国ボトキンスク生まれ、ロシア帝国サンクトペテルブルク没


の月刊誌「ヌーヴェリスト」の3月掲載の曲は「12の性格的描写」op37より「ひばりの歌」

詩はアポローン マーイコフ(1827-897年)帝政ロシアモスクワうまれ、ロシア帝国サンクトペテルブルク没


の詩集「野外で」1857年「花々はそよぎ…。」からの引用です。

マーイコフはロシアの自然、村のイメージを紹介する詩で知られています。
古代ギリシャとローマを研究。
叙事詩イーゴリ遠征物語を現代ロシア語に翻訳するのに4年をついやしました。
ベラルーシ、ギリシャ、セルビアの民間伝承を翻訳。

ハイネ、アダム ミツセキェビキ、ゲーテなどの作品にマーイコフの詩のいくつかは使われ、リムスキー=コルサコフやチャイコフスキーなどロシアの作曲家によって音楽がつけられました。

四季「3月」
野には花々がさざめき
空には光りがきらめく
春ひばりたちの歌声は
果てしない空に満ち溢れる 
 
一見、爽やかな詩と思われますが、ロシアの3月はまだ寒さ厳しく、雪深く。
ひばりだけが鳴いているようなイメージだそうです。

この詩にこの曲をつけるとなおのこと日差しは明るいけれど、まだ寒い冬の厳しさとひばり。孤独が身にしみるようです。
 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひな祭り (takan32)
2023-03-03 18:47:37
久米さんへ、私のワーグナーのブログにいいね!ありがとうございます。
長大とはわかっていました。ホームページには13時開演、19時終わりの予定と出ていましたので。30分でも早く終わってよかったです。
ひな祭りは女性にとっては子供の頃の思い出が多いでしょうね。私はあまりありません。菱餅を食べた、くらいです。
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お雛様 (asateru0628(モコ))
2023-03-03 21:53:00
母に送った折り紙のお雛様、上手ですね。
綺麗に保存されていますね。
最近に折ったものなのかしら?
優しいですね。
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-03-03 23:44:00
@takan32 さん、ワーグナーは長大ですね!
楽しめてよかったですね✨
男の子はひな祭りの思い出ないでしょうね。
うちの子たちも雛あられ食べたくらいです🤣
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-03-04 00:00:35
asateruさん、ありがとうございます。
折り紙のお雛様はコロナ前の子育てサロンで折りました。
母の方がきれいに残してくれて、毎年飾ってくれています。
自分のために折ったのはどこにいったのかなぁ…。
ワンピースにコサージュ、体操着入れ素敵な手作りにいつも感心しています。
心のこもった手作り品の数々素晴らしいです。
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