金曜日は父を見せて紹介状を書いてもらいました。土曜日は実家の買い物を手伝い、日曜日は母が演奏会で留守なので、実家で父を一日見ていました。
これは実家の観葉植物。青い大きな壺と合わせています。こういうものの母のセンスの良さは特別です。
言葉に特別な意味を感じしてしまうのは、あまりよくない癖だと、自覚はあるのですが、久しぶりに感動した新発見。
T病院からの紹介状の宛先。
「御侍史」って?!恥ずかしながら初めて見ました。
「御侍史って、江戸時代?」母と、思わずふいてしまいました。
ググって見たら、
御侍史は、昔偉い人が雇っていた秘書のような役割の名前のことで、位の高い人に直接お手紙を渡すのははばかられるので、侍史の方を通じてお伝え下さい。という意味だそうで、強い謙譲語。
ちなみに、侍史を持っているかどうかわからない漠然とした相手に使うことは、やはり誤りだそうです。
今では、よほどの師弟関係、家元と弟子なんていう時か、医療界でしか使わないそうです。
医療界では替りに御机下を、使うこともあるそうです。
こちらも、初めて見ましたが、机の上に置くほどの大したものではないので、机の下にでも置いておいて下さい。という意味だそうです。
お互いにへりくだり合うのはいいけれど、中に入っているのは患者の個人情報が書いてある紹介状だよねぇ。
「御侍史」の方が中身を開けて読むのは言語道断!
「御机下」なんて、机の下に置かれてなくされたらどうするの?
「先生」は敬称なので、それ以上何かつけると二重敬語。
そして、個人情報の入った書類は、「親展」・・・宛先の名前の人が、必ず自ら開けてください。
というのが、正解のような気がしますが・・・。
2500円も払って(この金額は紹介状にすれば安いらしい)誰に読まれるかわからない
。患者のプライバシーよりも、先生同士の上下関係優先とは・・・。
しかし待てよ。事務員の人が読んで処理するのなら、あながち間違いではないのかも。
事務員の人は自分が「御侍史」だって知っているのかしら?
「御侍史」は、どうも偉い人お付きの個人的なお手紙専門の役職だったらしい。医療事務全般などやってはいけないし、受付なんてとんでもない!お手紙のプロフェッショナル。
確かに、偉い人の昔の手紙情報の重要性は今以上に大きな気がします。
戦争になったり、死罪になったり、恋愛でも命懸けのものも多かったのかも。
病院でも、命が掛かっているものがあるので、御侍史が、取り扱って下さい。という意味もあるのかなぁ?
とってもおもしろい。
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