題名だけ見てレンタルしたが、その2があり、2は女性主体の群馬のラッパーの話らしい。
で、「サイタマノラッパー」は、映画祭で入賞するなど話題の映画だ。2009年の作品。
俳優もしらないひとばかり。
ただ、AV女優のみひろが、準主役で出ている。
全体をラップで進行していくので、ラップミュージックの好きな人にはたまらないかも。
ただ、何事にも行き詰っていく青春のほろ苦さが伝わってくる。
監督出身の埼玉、東京人に言わせれば、ださいたま。
そんな田舎町で、ラップにはまった男の物語だが、
完全に、埼玉の若者言葉で通されるので、ききとれないところもある。
傑作なのは、町の役人たちの前でラップを披露し、
役人たちに、真面目に生きろと説教されるシーンだ。
その旧態を、皮肉るのがラップなのだが、なぜかしゅんとしてしまう。
この若い芽がどう育っていくのか?