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40年別れて暮らした夫婦、再会の時、中国らしい円卓でのおもてなし「再開の食卓」

2011-04-18 19:12:00 | 中国映画

中国は、昔国民党と共産党に分かれて戦争をし、国民党は台湾へ逃げたというつらい過去がある。

現在、中国では、国民党軍の兵士をも台湾から迎え入れえている。

国民党軍とともに台湾へ渡った夫と、

逃げ遅れて上海にとどまった妻。

当時二人は結婚し、子供を身籠っていた。

それから40年、夫の方は結婚するも妻に先立たれていた。

そして、再会し、妻とよりを戻したがった。妻も一時はそれを考えた。

そんな、ストーリー展開だが、

台湾からの客人を迎える一家

そこには、現代の中国の抱える様々な社会的、家庭的問題が垣間見える。

たとえば、結婚しているはずだった上海の夫婦は、実は事実婚で、

正式には改めて結婚写真を撮って届けなければならないとか。

上海の夫婦には、前夫の息子以外に子供がおり、結婚している。

親子の関係が複雑だ。

一方、別れた二人には、社会の風あたりが強く、筆舌に尽くせない苦労があったようだ。

なぜ、台湾へ連れて行かなかったと責めても仕方がない。

夫婦と、生別れた前夫、との心の葛藤。

家族を巻き込んでの家族会議。

そんな夫婦と家族の話に、社会問題が投影され、物語を盛り上げる。

現代上海の映像もきれいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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