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映画「セラフィーヌの庭」、素朴な女画家の有為転変!、でも彼女は自然を愛し続けた。

2011-04-23 19:54:37 | フランス映画

セラフィーヌどこかで聞いたような、そうフランス、素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイ(1864~1942年)その人だ。

彼女の半生を描いた映画「セラフィーヌの庭」。

セラフィーヌを演じるのは、決して美人ではない小太りのヨランドモロー。

純粋で自然を愛し、キリスト教に帰依するちょっと変わった女性を見事に演じている。

家政婦をして細々と生きていたセラフィーヌ。彼女は、自然が大好き、そっと、彼女独特の絵を描いていた。

彼女が家政婦をしていた相手が、有名な画商だった。

彼に絵の才能を見つけられ、徐々に絵が売れ出す。

だが、世の中の変化が、画商を苦しめ、と同時にセラフィーヌにも生活の変化が。

有頂天からどん底へ。

でもその間も、ずっと絵への関心は失わず描きつづける。

彼女の純真な姿と、挿入される不思議な美しさを持つ絵画が、映画の魅力を作る。

しかし、終生独身で通した彼女の生涯は、自然と神と絵画という絶好の伴侶で幸せだったのだろう。

映画のラストは美しい。

 

 

コメント (2)
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