コッポラ監督の娘ソフィアの作品だ。ヴェネチアで、金獅子賞を獲得した。
彼女も暮らしたことがあるというハリウッド伝説の「シャトーマーモント」が舞台だ。
有名男優で、セレブのジョニーマルコは、このホテルで滞在し、
酒と女に日々明け暮れたいた。
男にとって、ちょっと経験したくなるハチャメチャだ。
酔っ払って階段から落ち、骨折、そのギブスにサインしたのは娘のクレオ。
離婚した妻が家を空けるので、しばらく娘を預かることに。
そこで二人の恋人張りの仲睦まじい生活が始まる。
勿論その間も女遊びはやめないが。
そして、別れる時が来る。
華やかだった生活の後には、悲しみが、
監督は、自分が体験しただけに
セレブのゴージャスな生活の描写は抜群。
長いショットでありながら、それはリズムを刻むように躍動する。
そんな、新しい描写がグランプリに結び付いたのか?
話自体はそんな深刻でないが、
そのギャップが、セレブの裏側を覗かせてラストへとつながる。
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