おススメ度 ☆☆☆
沖方丁原作の映画化。2時間20分余の大作。
時代物といっても、碁や数学、天文学、暦など科学的なお話。でも、丁寧な作りで、とっつきにくくはない。
江戸時代、四代将軍家綱の時代。
碁打ちの家に生まれながら、数学と天文が飯より好きという変わり者、安井算哲の物語。(実在の人物だ)
前半は、日本全国の緯度を測定する北極出地の旅に参加する。自分の歩幅から歩いた距離を算出。この事業での活躍が認められ、暦のずれに気付いた幕府からその調査のリーダーに推挙される。(ここからはネタバレ)
そこから、現存する三つの暦の中で二つに過ちがることを証明する。
ただ、暦は、京都の宮家の管轄であり、旧態依然たる宮家は暦の改善には反対する。日月蝕の日にちを予想することで暦の過ちを指摘しようとしたが、肝心の暦にも弱点があり、算哲はどん底に。
しかし、算哲は妻の励ましもあり、数学者関のアイデアで、世界の暦を紐解く。そして、中国で作られた暦とは時差があることに気付く。
そしてラスト、命がけの賭けに出て勝利する。
出演者に、松本幸四郎ほか歌舞伎役者の助けを得て、豪華な顔ぶれとなった。当然、そこここの演技にしまりがあり、面白くしている。
ただ、大きな話を急ぎ映画の見せ場を作ったため、違和感はぬぐえず、散漫な出来となった。
沖方丁原作の映画化。2時間20分余の大作。
時代物といっても、碁や数学、天文学、暦など科学的なお話。でも、丁寧な作りで、とっつきにくくはない。
江戸時代、四代将軍家綱の時代。
碁打ちの家に生まれながら、数学と天文が飯より好きという変わり者、安井算哲の物語。(実在の人物だ)
前半は、日本全国の緯度を測定する北極出地の旅に参加する。自分の歩幅から歩いた距離を算出。この事業での活躍が認められ、暦のずれに気付いた幕府からその調査のリーダーに推挙される。(ここからはネタバレ)
そこから、現存する三つの暦の中で二つに過ちがることを証明する。
ただ、暦は、京都の宮家の管轄であり、旧態依然たる宮家は暦の改善には反対する。日月蝕の日にちを予想することで暦の過ちを指摘しようとしたが、肝心の暦にも弱点があり、算哲はどん底に。
しかし、算哲は妻の励ましもあり、数学者関のアイデアで、世界の暦を紐解く。そして、中国で作られた暦とは時差があることに気付く。
そしてラスト、命がけの賭けに出て勝利する。
出演者に、松本幸四郎ほか歌舞伎役者の助けを得て、豪華な顔ぶれとなった。当然、そこここの演技にしまりがあり、面白くしている。
ただ、大きな話を急ぎ映画の見せ場を作ったため、違和感はぬぐえず、散漫な出来となった。