おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
ある夏の日、青田に囲まれたY字路で少女誘拐事件が起こります。
別れるまで一緒にいた少女紡は、さいなまれます。
12年後、再び同じ場所で、少女誘拐事件が起こります。
そして、フィリッピンから来た息子が疑われます。村八分のように追及され、追い詰められます。
一方、村に帰ってきた善次郎。村のしきたりを無視したがために、村八分にされます。
そんな時、殺人事件が起き、嫌疑がかかります。
村の異端児は、村社会からはじかれ、なにかと疑問視されます。
そんな、日本の風土を風刺しているようにも見えます。
ただ、事件の結末を暗示にとどめたため、何か吹っ切れず、少女の事件と村八分の事件がうまくかみ合っておらず、残念な結果になっりました。
吉田修一の原作を瀬々敬久が演出、綾野剛、杉咲花、三国連太郎ほか、芸達者揃い。