おすすめ度 ☆☆
ハンガリー・フランス合作映画
第1次世界大戦前、ヨーロッパの中心都市だったブダペストの繁栄と闇を描いた。
イリス・レイテルは、彼女が2歳の時に亡くなった両親が遺した高級帽子店で職人として働くことを夢見て、ハンガリーの首都ブタペストにやってくる。しかし、現在のオーナーであるオスカール・ブリッルはイリスを歓迎することなく追い払ってしまう。そして、この時になって初めて自分に兄がいることを知ったイリスは、ある男が兄カルマンを探していることを知り、イリスもブタペストの町で兄を探し始める。
さらりと出てくる大公とその妻が、1914年にサラエボ事件で暗殺されるオーストリア=ハンガリー帝国の王位継承者、フランツ・フェルディナント夫妻だったりすること。つまり、イリスの家族にまつわるミステリーの背後には、第一次世界大戦へと至る激動のヨーロッパ史が横たわっているのだ。
ミステリーでありながら、謎解きが不毛。
イリス目線で常に描かれるため、わからないことが多い。
裏読みができればいいのかもしれないが。
凡人には難解。
まあ美しい帽子屋を見ているだけで終わる。