おすすめ度 ☆☆☆★
アクション映画好き ☆☆☆☆
フィンランド映画 R15+ (グロテスク)
タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、日本語への正確な翻訳は難しいが、すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神のような意味合いを持つ。
フィンランド映画史上最大級の予算600万ユーロ(約9億5千万円)をかけて製作され、国内では250日超の大ロングランを記録。全米では初登場10位、全世界で1410万ドル(約21億円)を稼ぎ出した注目の戦争アクション。
第2次世界大戦末期のフィンランドを舞台に、不死身の老兵とナチス戦車隊の死闘を描いた痛快バイオレンスアクション。
1944年・第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は、愛犬ウッコを連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中でブルーノ・ヘルドルフ中尉(アクセル・ヘニー)率いるナチスの戦車隊に遭遇、金塊も命も狙われるハメに。アアタミが手にしているのは“ツルハシ1本”と“折れない心SISU”だけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊相手に、機銃掃射を浴びても、地雷原に追い込まれても、縛り首にあっても、挙句の果てに戦闘機にツルハシ1本で食らいつく極限状態になっても、絶対に死なない。
度肝を抜かれ、同時に、腹を抱えて笑うという映画体験、映像美。
最期、捕虜の女性たちの勇姿もかっこいい。