おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞したヒューマンサスペンス。
視覚障がいをもつ少年以外は誰も居合わせていなかった雪山の山荘で起きた転落事故を引き金に、死亡した夫と夫殺しの疑惑をかけられた妻のあいだの秘密や嘘が暴かれていき、登場人物の数だけ真実が表れていく様を描いた。
自殺か、妻による殺人か。
裁判で、次から次へと真相が暴かれていく。
夫婦の喧嘩(弁論合戦)がクライマックス。
成功者の妻と敗者の夫。愛憎劇は、セックスにまで及ぶ。
ラストは、この劇のカギを握る息子の証言。
結果は、妻の無罪だが、見ているものを納得させられない結末。
趙高な裁判劇!