おすすめ度 ☆☆☆
NHK BS プレミアム 鑑賞 1961年製作
「週刊文春」連載の川口松太郎の同名小説の映画化。
NHKドラマ「光る君へ」で源氏物語がテーマになっているのにちなんで公開か?
川口小説が原作だけに、かなりドロドロした、好色物語だ。いまだ語り継がれる光源氏という女ったらしの物語。
桐壷(寿美花代)から生まれた光源氏(市川雷蔵)。桐壷は出産時に死亡。藤壺(寿美花代=2役)は母の桐壷の生き写し。当然、光源氏好みである。
しかし、光源氏は葵の上(若尾文子)と愛情のない政略結婚をして、子をもうける。同時に、藤壺にも光源氏の子供が生まれるが、藤壺は帝の女なので秘密とせざるを得ない。
次から次へと女性遍歴を重ねる光源氏が「美人はもうたくさんだ」という贅沢なセリフ。男なら一度ぐらいは言ってみたいものである。