おすすめ度 ☆☆☆
ファンタジー好き ☆☆☆★
R15+
日本を代表する名脚本家・山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を、「荒野にて」「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督が映画化。1988年に日本でも映画化された喪失と癒やしの物語を、現代イギリスに舞台を移してヘイ監督ならではの感性あふれる脚色と演出で描き出す。
山田太一の原作から、恋の相手をゲイに変えたことによって、大きな変革が。
映像は美しい、とくに恋人二人が繰り出すダンスシーンは圧巻。主人公の孤独を都会のマンションに追い込むことによってより深い喪失感が。
30年前に、自動事故で亡くなった両親に再会するSF。
両親にゲイであることを理解させようと努力するが、本当に理解されたのか?
ラストのゲイの相手の死がなんとも不可解。